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科学・薬学の未来 [気になる本]


葉月里緒奈のミトコンドリアイブで映画化されました。8角形の講堂なんかが登場して、大学の臨場感ありありで昂奮して読んだものです。
BRAIN VALLEY〈上〉 (新潮文庫)

BRAIN VALLEY〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 文庫

BRAIN VALLEY〈下〉 (新潮文庫)

BRAIN VALLEY〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 文庫
こちらの作者は、静岡高校卒です。東北大学薬学部卒です。
現在はSF作家クラブの会長です。初代会長が星新一で、小松左京、筒井康隆らも会長を務めています。
  
瀬名は地元静岡の地名でもあります。県大の職員宿舎が瀬名だったのでしょうか。
  
NHKの「課外授業ようこそ先輩」で地元の小学校で授業を行ったり、県立大学薬学部とのお付き合いもあるようで、軸足を仙台におきつつも静岡とのつながりも深い方です。
  
学生時代にテーマとしていたミトコンドリアの研究から「パラサイト・イヴ」という小説が誕生し、以降は研究者のマインドを持った作家として活動を続けていらっしゃいます。薬学部を出た研究者のマインドから生み出される世界はどのようなものであろうか。という興味深いお話を伺う機会がありました。
  
ミトコンドリアという、生命がエネルギーを生み出す装置を研究するうちに、それを人工的に作れないのか、生命とは何か、という発想から人工知能やロボットに関心を持ったのはよく理解できます。
日本沈没 上 (小学館文庫 こ 11-1)

日本沈没 上 (小学館文庫 こ 11-1)

  • 作者: 小松 左京
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/12/06
  • メディア: 文庫
日本沈没 下 (小学館文庫 こ 11-2)

日本沈没 下 (小学館文庫 こ 11-2)

  • 作者: 小松 左京
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/12/06
  • メディア: 文庫
SF作家クラブの創設者でもあり日本沈没で有名な小松左京氏は、日本のSF作家の大御所であります。京都大学の卒業です。
小松左京の大震災 ’95―この私たちの体験を風化させないために

小松左京の大震災 ’95―この私たちの体験を風化させないために

  • 作者: 小松 左京
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本
阪神淡路大震災では被災者でもありました。被災した街が復興していく様を自らが丹念に取材し、復興に関わるプロフェッショナルな人達の姿を毎日新聞に連載されていました。
大震災’95 (河出文庫)

大震災’95 (河出文庫)

  • 作者: 小松 左京
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2012/02/04
  • メディア: 文庫
東北の大震災後、文庫化されました。
SF作家は未来を描く作家です。未来を描く者の視点は、現代から続くものでなければならないし、統合的でなければならない。
   
実は小松左京も薬学と縁のある方だったりする。

明治・父・アメリカ (新潮文庫)

明治・父・アメリカ (新潮文庫)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1978/08
  • メディア: 文庫



機械より人間らしくなれるか?: AIとの対話が、人間でいることの意味を教えてくれる

機械より人間らしくなれるか?: AIとの対話が、人間でいることの意味を教えてくれる

  • 作者: ブライアン クリスチャン
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2012/05/24
  • メディア: 単行本
人工知能に質問して、より人間らしい回答を得ることを競うローブナーコンテスト。見えない「こころ」や「思い」を「こころ使い」「思いやり」として表現させることで、人間らしさを問う。

生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)

生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)

  • 作者: シュレーディンガー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/05/16
  • メディア: 文庫
物理工学と生命科学との間に、エネルギーとエントロピーという「中間項」をおいて考察。「中間項」の置き方に研究者の個性がでる。
ミドルワールド 動き続ける物質と生命の起原

ミドルワールド 動き続ける物質と生命の起原

  • 作者: マーク・ホウ
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2009/12/03
  • メディア: 単行本
宇宙、ニュートン力学といった目に見える「マクロワールド」と原子、分子といった目では見えない「ミクロワールド」の間にあるのが「ミドルワールド」。細胞の中など―ミトコンドリアがそう―の研究者の見えにくいイメージしにくいところ。宇宙の解析と分子や原子の研究の間に位置する「ミドルワールド」を研究しているのは「薬学」ではないかと、彼は語っています。



魔法株式会社 (1982年) (ハヤカワ文庫―SF ハインライン傑作集〈3〉)

魔法株式会社 (1982年) (ハヤカワ文庫―SF ハインライン傑作集〈3〉)

  • 作者: ロバート・A.ハインライン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1982/12
  • メディア: 文庫



魔法株式会社 (ハヤカワ文庫 SF 498 ハインライン傑作集 3)

魔法株式会社 (ハヤカワ文庫 SF 498 ハインライン傑作集 3)

  • 作者: ロバート A.ハインライン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1982/12
  • メディア: 文庫


ハインラインの『ウォルドウ』が収録されている。絶版のようです。

サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か

サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か

  • 作者: ミチオ カク
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/10/25
  • メディア: 単行本

2100年の科学ライフ

2100年の科学ライフ

  • 作者: ミチオ・カク
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 単行本
科学者は自分の行っている基礎研究が実用化される10数年先の未来を思い描くことはできるが、それより先のことは想像できないのだと。それは、他の科学技術との融合があり、未来には倫理観が変わっているためだと。
SF作家であり薬学者でもある彼は、薬学こそが異なる科学技術の間に中間項をおける存在ではないかと私たちに語りかける。
  
彼の父親は静岡県立大学でインフルエンザの研究をされている。
データを見る専門家の視点を薬剤師は持てと。

パンデミックとたたかう (岩波新書)

パンデミックとたたかう (岩波新書)

  • 作者: 押谷 仁
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/11/21
  • メディア: 新書

インフルエンザ21世紀 (文春新書)

インフルエンザ21世紀 (文春新書)

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 新書
H1N1インフルエンザの流行期に日本で死亡者が少なかったという情報を、薬剤師は正しく読み取って伝えることができるはずだと。クライシスコミュニケーションにおいて、真理へと至る対話ができるはずだと。
未来を描くSF作家であり、ミドルワールドたる薬学研究者のマインドを持つ彼が自分の立ち位置を語ってくださいました。
  
というわけで、読んでみたい本がたくさん湧いてきたのであります。



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